定例学長記者懇談会を開催しました
令和6年10月9日(水)、本部棟1階大会議室にて定例学長記者懇談会を開催しました。
小川 久雄学長の挨拶に続き、科学技術振興機構 創発的研究支援事業の採択課題について国際先端医学研究機構 黒滝 大翼特任准教授が説明しました。本事業は、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的?融合的な研究を支援することにより、科学技術の進展及び社会に貢献することを目的としています。免疫細胞の産生?分化の研究をする黒滝特任准教授は「クロマチン高次構造の生体内機能を理解することで、これまでにない新しいカテゴリーの治療薬シーズを創出したい」と語りました。
続いて、科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業(CREST)の採択課題について、大学院先端科学研究部 橋新 剛准教授が説明しました。本事業は、日本が直面する重要な課題の克服に向け、挑戦的な基礎研究を推進し、科学技術イノベーションを生み出す創造的な新技術を創出することを目的としており、今回、「情報と計測の融合による半導体デバイス3次元実装技術の革新」が採択課題に選定されました。 橋新准教授は「半導体の不良品を減らすため、製造レシピの改善に取り組むことがこの取り組みの主題である」と説明しました。
次に、ハッカソン「SPAJAM2024九州予選会」優勝について、自然科学教育部博士前期課程 機械数理工学専攻2年の川渕 晋哉さん、山崎 貴智さんが報告しました。ハッカソンとは、エンジニアやデザイナーがチームを組んで、制限時間内にアプリケーションなどを開発し成果を競うイベントで、本学からは2チームが九州予選会に出場し、そのうちの1チーム「Matroid Cafe」が最優秀賞を受賞し、箱根本選への出場が決定しました。川渕さんは本活動について「数学の面白さを伝える活動を行っているが、スマートフォンアプリを作ることでその面白さをより伝えられると思う。それを目標の一つにしている」と語りました。
最後に、令和6年11月2日(土)~11月4日(月)に開催予定の第13回紫熊祭について熊本大学紫熊祭実行委員会会長の山田島 尚史さん、副会長の山﨑 友莉さんが報告しました。今年度は昨年度以上に紫熊祭が「お祭り」のように盛り上がるという意味を込めて「13anquet (Banquet)」と開催テーマを設定しています。山田島さんは「昨年度は4年ぶりの完全復活でしたが、本年度はよりコロナウイルス禍以前のお祭りのような紫熊祭を実施したい」と意気込みを語りました。
参加した報道機関からは、それぞれの発表に関して多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。懇談会の資料は こちら を参照してください。
小川学長 |
黒滝特任准教授 |
橋新准教授 川渕さん |
山崎さん
山田島さん、山﨑さん |